エクセルギー損失を最小化したプロセスの設計と運転の基礎研究

苷蔗 寂樹
(東京大学生産技術研究所 エネルギー工学連携研究センター 特任准教授)

2013年10月18日金曜日

シンポジウムお知らせ

下記のシンポジウムが開催されるそうです。
個人的には私も一部の研究で、永久磁石を使っているので、ネオジウム磁石の開発者で日本国際賞受賞者の佐川先生のご講演はすごく聞きたいのですが、11月1日は日帰り出張で京都に…

講演動画って後日アップされるのでしょうか???

貴重な講演なので、興味ある人は是非参加してください。

日本学術会議 第3回材料工学委員会シンポジウム「材料の創製と高機能化を極める」

日 時:2013111日(金)13:30-17:30(受付13時)

会 場:日本学術会議 講堂(東京都港区六本木7-22-34

参加費:無料

■次第
13301415
「ナノマテリアルから拡がる医療イノベーション-高分子ミセルによるがんの標的治療-
 片岡一則(東京大学大学院工学系研究科教授)

14151500
「シリコンフォトニクス-電子と光の走る集積回路を目指して-
 和田一実(東京大学大学院工学系研究科教授)

15001545
「永久磁石材料の高性能化を極める」
 佐川眞人(インターメタリックス株式会社最高技術顧問)

15451600 休憩

16001645
「長周期積層構造型マグネシウム合金による構造材料イノベーション」
 河村能人(熊本大学先進マグネシウム国際研究センター長、教授)

16451730
「新日鐵住金のものづくりについて-新日鐵住金のMOT-
 友野 宏(新日鐵住金株式会社代表取締役社長)

■申込要領
 以下東京大学生産技術研究所前田研究室のホームページよりお申込み下さい。
 定員(300名)になり次第、締切りとさせて頂きますのでご了承ください。

■お問合せ
  東京大学生産技術研究所前田研究室(担当高田)
  153-8505東京都目黒区駒場4-6-1
  電話:03-5452-6297 FAX03-5452-6299

青い海、青い空

またまた、更新が開いてしまいましたが、9月の中旬は岡山で開催された化学工学会に、参加していました。
岡山といえば、雨も少なく良い天気といいたいのですが、台風の影響があり、大荒れの天気… こればっかりはどうしようもないですね。


9月の最終から10月にかけては、表題のとおり、青い海、青い空の地域に学会発表のため行ってきました。
質問です。ここはどこでしょうか???


正解は、ギリシャ、ロドス島のリンドスという町の神殿から見た海です。次の写真はちょっと上からとった物です。


滞在、二日間は雨でしたが、このように非常にきれいな海と空でした…そして、私の発表の日はというと…天気は良かったのですが、さすが、ギリシャ…

発表中に停電しました。

さすがに焦りましたが、とりあえずこなしました。

ちなみにロドス島はというと、十字軍の砦でも有名です。ロドス地区がまさしく城塞都市です。


実をいうと、この学会に向かう途中で、パソコンが…充電できなくなりました。(ロドス島について1日目に壊れていることを確認。)学会から日本に帰国後に、まずパソコンの修理。
ちなみに、発表のときは学会が用意したギリシャ文字だらけのパソコンでやりましたよ…
しかし、停電やらパソコンが壊れるやらで青い海も青い空も…という状況。1週間近くパソコンなしの生活は研究者にとっては、厳しい。


2013年9月4日水曜日

激動の八月と宿題・・・

すっかりご無沙汰気味ですね・・・

さぼっていたわけではありません。
この暑い夏にもかかわらず、必死で仕事をしております。
特に、8月、9月は学会が増えてくる時期で・・・
そのための準備やらなにやらですっかり時間が過ぎてしまいました。

8月5、6日は都内新宿にある工学院大学にて開催された日本エネルギー学会にて発表しました。
その次の日、7日は愛知県にある某企業さんの工場見学に・・・これまで見たくても見れなかった装置が見れたので、大興奮でした。

一週間あいて、18日からはWCCE&APCChEに参加するため、韓国ソウルに移動。


その後、発表をおこないました。この発表は本研究の基盤となる研究の内容で、今年の学会発表の中では非常に重要と考えておりました。特に、4年に一回しか開催されないWCCEでの発表です。良い勉強になりました。

ちょっと休憩して、22日にソウルにて食べた、韓国焼肉です。この食べ方はチェジュ島の食べ方だとか、韓国の学生に連れて行ってもらいました。でっかい豚肉ですね。


23日にインチョン空港から福岡へ移動し、電車で北九州に移動しました。北九州市立大学北方キャンパス(今井先生のところですかね???)で開催されたICGETに参加し、ここではkey noteを行いました。この学会に行ってびっくりだったのは小さな学会なのですが、ほとんどが海外の人でした。話を聞くと、どうやらバングラデシュの人たちが主催しているそうです。
バングラデシュのテレビ局の人も来ており、学会で発表される技術を放送するのだとか???映像は確認できませんが、いつの間にか、バングラデシュのテレビデビューをしているのかも(笑)

さてさて、26日にやっと東京に帰ってきて、残っていた仕事の山を徐々に片付けている状態です。
というわけで、体調を崩しながらも、なんとかという状況です。

2013年7月3日水曜日

シンガポール国立大学 (NUS) 訪問と POCER2013 に committiee member として参加

ご無沙汰しております。
表記のように出張があったため、6月は大忙しで、ブログの更新ができませんでした。
やさしい科学技術セミナーのときの宿題が二つ残っていることも分かってはいるのですが…

6月26日
ということで、一年ぶりのシンガポールに行ってきました。
事前に煙害がひどいとのことで、シンガポールに着くのだろうか?と不安でしたが、無事到着しました。

相変わらず暑いです。とはいえ第2の故郷ともいえるシンガポールですので、楽しみではありました。
知っている人もいらっしゃるとは思いますが、私は京都大学を卒業後、大学院からシンガポール国立大学(National University of Singapore, NUS)に進学し、Ph.D.を取得しております。
ということで、今回のNUS訪問は母校への訪問になります。

卒業後、1~2年に一回ぐらいシンガポールを訪れることがあるのですが、NUSまで行くことはそんなにありません。今回は研究について打ち合わせをすることと、学生をNUSに連れて行き、NUSの研究室を見学、同時に、向こうの学生と交流を持つということが目的です。

NUSのコンピューターセンター前にて(左:小谷君、右:水野君)

昼食前の時間に到着し、NUSの先生、学生と打ち合わせを行いました。その後、点心を昼食としてごちそうになりました。

ところで、シンガポールの食べ物は本当においしいです。食べ物やお店について知っていないとそのおいしい食べ物に行きつくことは難しいんですけどね。
最近人気のマリーナベイサンズ(昨年実は泊ったので、今回は泊ってません。)、プールは最高なんですけどね。それ以外はあまり私は好きではないです。

マリーナベイサンズの夜景

6月27日
シンガポールをそうそうに出て、Postgraduate Colloquium for Environmental Research 2013 (POCER 2013)に参加のため、マレーシアの首都クアラルンプールへ空路で移動し、そのまま、マレーシアの保養地であるゲンティンハイランドへ。ゲンティンハイランドはその名の通り、高地で、特に東洋のラスベガスといわれるくらいカジノが発達している場所です。とんでもないところで、学会を開催するな~と思いつつ。向かいました。学会の会場でもあるホテルに到着しました。場所は Awana Hotel です。ゲンティンハイランドの中腹にある、このホテルにはゴルフ場が併設されており、完全なリゾート地でした。

6月28日
 
ノッティンガム大学のマレーシア校 (University of Nottingham, Malaysia) が主催するPOCER2013に参加、朝8時半よりオープニングセレモニーが開催され、引き続き学会で討論というかたちです。この学会は基本的に学生の発表に対し、専門家である教員や企業の人たちが意見を述べるかたちで構成されています。私も、委員の一人ということで招待されました。ということで、私は学生の発表を聞いて討論をする側だと思って行ったら、registration 時に keynote speaker だよと言われ…かなり焦りました。発表はできるけど、プレゼンテーション用のスライドがないという事態…
実際には、一セッションのchairなだけで発表はありませんでした…
午前中にどたばたとしましたが、無事一日が終了しました。

6月29日
本学会の二つ目の目的は、各国の学生や研究者が交流をすることです。ということで、後半は全員参加のオリエンテーション的な交流会が行われました。なかなかこういった機会はないので、面白かったです。学会での交流といえば、基本的には討論や食事だけなんですけどね…

交流会後に chair の Prof. Denny K. S. Ng と一緒に 

2013年6月3日月曜日

報告…やさしい科学技術セミナー

6月1日の13時半~16時半ぐらいまでの約3時間第230回やさしい科学技術セミナーを開催いたしました。
国際科学技術財団の方でご用意いただいた、サインボード恐ろしく大きかったです。。。この大きさを感じてください…かなりびっくりしました。


中学生、高校生を対象に開催致しましたが、20名以上の参加者がありました。
エネルギーという見ることのできない物を対象に今回のセミナーを開催させていただきましたが、エネルギーを見える化して話すところに力点をおかせていただきました。
参加者は理解していただけたでしょうか???


カラーボールを持ってのどや顔の一枚…もう少しすごい物を使えよ…と今となっては言いたくなります。とはいえ、参加者の皆様には興味深く聴講して頂けたように思います。
岩船先生と長谷川先生にもご迷惑をおかけしました。特に長谷川先生講演資料作りのために3時間しか寝ていないとのことありがとうございました。


実験室での風景です。3グループにわけて説明したのですが…参加者の印象は???(ちなみに参加者の頭の上から出ているビデオカメラは国際科学技術財団の小倉様の手です。)


参加者と研究者、東大の学生さんとのフリーディスカッションの風景です。中には答えられないような質問もでました。本当に焦りました…最近の中学生・高校生は難しいことも色々と知っていますね。これも驚きでした。もっと勉強しなければ…中高生の意見や質問が聞けて私達も勉強になりました。それ以上にどう見てもこの光景、なんかの記者会見ですね。


日本国際賞の賞牌(レプリカ)とともに記念撮影…

今日は、内容よりも写真を中心にブログを掲載させていただきました。ちょっと時間があまりなかったもので…
なんといっても開催した私が一番楽しんでいたかもしれませんね。このような機会を頂き、本当にありがとうございました。

今回のセミナーの参加者や参加できなくて動画を見られた方、是非、意見や感想、疑問をブログに書いて下さい。全く関係のない人でも構わないですよ。

最後になりましたが、国際科学技術財団の小倉様、中原様を始め皆様、このようなご機会をいただき本当にありがとうございました。また、岩船先生と長谷川先生にもご協力いただきまして、ありがとうございました。お手伝いいただいた、学生さんや関係者、最後に参加者方々におかれましてもお忙しい中、ご協力・ご参加いただき心より御礼申し上げます。簡単ではありますが、ここに感謝の意を表します。

2013年5月22日水曜日

第230回やさしい科学技術セミナー「省エネルギーってなんだろう」の…

フリーディスカッションでは、中・高生の意見や考えを聞いてみたいと思っています。

本セミナーのテーマであるエネルギーのみならず、大学生活ってどうなの?とか自分たちの進路の悩み、さらには私たち研究者に言いたいこと、大学院生や大学生の考えは?とか本当に、どんなことでも良いので、どしどし、質問やコメントをしてください。
大学生・大学院生にも参加してもらい、楽しく意見交換をしたいと思っています。

質問や講義へのリクエストをこの場で事前に受け付けます。
遠方であることや時間の関係上セミナーには参加できないという人でも、興味があれば、どしどしこのブログにコメントしてください。

後日、動画配信もしますので、自分の書いたことが議題にあがっているかもしれません。

2013年5月9日木曜日

魅せられて…

私の研究分野は化学工学といわれる分野です。
といっても化学は得意ではありません・・・
工場において、主に化学製品を作り出す装置や操作を研究する工学分野となります。

さて、話はかわりますが、次の写真の装置?はチェコのプラハ城にある黄金の小道と呼ばれているところで見つけた理化学装置です。(昨年学会でチェコに行っておりました。)なんだと思いますか???
ちなみに黄金の小道というのは昔錬金術師が住んでいたとか…?


 
ランビキの蒸留分離装置+ふいごだと思っています。間違っているかな?蒸留についてはこちらを参照ください。

化学工学で扱う物の中で、蒸留がなぜか気に入っております。学部生の頃に扱っていた装置が連続蒸留塔であったからなのですが…それ以来の付き合いといっても良いでしょう。とはいえ、蒸留の歴史から考えると非常に短いんですけどね・・・
この写真の装置をプラハ城で見つけたときはかなりの驚きと興奮でした。そして欲しいとずっと言っていました。一緒に学会に参加していた学生からこの装置をみて喜ぶのは私ぐらいだと言われましたが・・・
黄金の小道には他にも中世の鎧・兜なんかが展示されているのですが、やっぱり一番気になり、写真を撮った次第です。
my 連続蒸留塔ほしいです・・・できればガラス製で中が見えるのが・・・(実験のみならず、インテリアとしても最適だと思うんですが・・・)


さて、研究とは全く関係のない私事ですが、5月6日に第2子が誕生しました。予定日よりかなり早く生まれたので心配でしたが、元気な男の子でした。
やさしい科学技術セミナーの開催が近いにも関わらず、私との連絡が難しくなりました。そのため、国際科学技術財団の小倉様と中原様にはこの間特に迷惑をかけてしまいました。

やさしい科学技術セミナーへのご意見、質問など、まだまだこのブログで募集しておりますので、皆さんの言葉で好きに書いてください。待ってます。

2013年5月2日木曜日

第230回やさしい科学技術セミナー 「省エネルギーってなんだろう?」開催します。

2013年度の先頭をきって、6月1日に「やさしい科学技術セミナー」を東京大学生産技術研究所のお二人の先生のお力をお借りして開催させていただくことになりました。

本セミナーは、東京大学生産技術研究所のある駒場リサーチキャンパスの公開「生研公開2013(5/31-6/1)」の公式行事の一つとして開催されることになっております。

もう6月1日まで1か月をきっており、開催まで時間はあまりないのですが、国際科学技術財団の方々のご尽力により、このブログとホームページ上に開催の案内を掲載できる段階にまできました。(小倉様、中原様をはじめ、国際科学技術財団の皆様ここまでありがとうございました。あと1か月まだまだご迷惑をおかけしますが引き続きよろしくお願いいたします。)

セミナーのテーマである「省エネルギーってなんだろう?」テーマに挙げたものの、考えてみるとわかったようでわからない難しいテーマですね。簡単にかつ面白い内容となるよう、どのように話を進めていこうか三人で鋭意相談中です。

もちろん、セミナーですので、私を含めた三人の講演は聞いていただきたいのですが、私個人の考えるこのセミナーで重要なところは、講演後の”施設見学”と”フリーディスカッション”です。

施設見学では、私たちが実際に動かしている実験装置や施設を見学していただきたいと思います。(なので決してきれいとは言えない所もたくさんあります・・・)

フリーディスカッションでは、中・高生の意見や考えを聞いてみたいと思っています。本セミナーのテーマであるエネルギーのみならず、大学生活ってどうなの?とか自分たちの進路の悩み、さらには私たち研究者に言いたいことなど、どんなことでも良いので、どしどし、質問やコメントをしてみませんか?大学院生にも参加してもらい、楽しく意見交換をしたいと思っています。

質問や講義へのリクエストをこの場で事前に受け付けます。遠方であることや時間の関係上セミナーには参加できないという人でも、興味があれば、どしどしこのブログにコメントしてください。

また、私へ個人的にコメントされたい場合は、生産技術研究所のフォームからメールをお送りください。

6月1日が楽しみです。よろしくお願いします。

2013年4月25日木曜日

Blog開始とご挨拶

はじめまして。

東京大学生産技術研究所の苷蔗と申します。(名前の漢字正しく表記されるのか心配です…)
まず、一番に”日本人”です。生まれてから一度も国籍変更はしていないです。

さて、このたびは、国際科学技術財団の研究助成対象者として採用されました。研究内容は簡単に言うと、産業プロセスの省エネルギー化です。
審査員の先生方を始め、関係者の方には簡単ではありますが、ここで御礼申し上げます。

今回の助成を受けて、4月24日の日本国際賞の授賞式と祝宴に参加させていただきました。現在、東京に住んではいますが、授賞式の開催される国立劇場に行くのははじめて、劇場の前に行ったのもはじめてでした。さらには、祝宴のドレスコードはブラックタイ(タキシード)ということで、タキシードを着たのもはじめて…という状況でした。

まずは、タキシードに着替えるために祝宴会場のニューオータニに行き、そこから国立劇場まで歩こうとすると、あいにくの天気でタクシーとなりました。折角のタキシードを雨に濡らしたくないですよね…

授賞式会場の隣の国立劇場内小劇場では桂文珍師匠の独演会が開催されていました。これを見たときはさすが、文珍師匠と思いましたね。

とはいえ、昨年の授賞式を確認していたのですが、授賞式と祝宴の規模、内容には圧倒されました。その中で、色々とお話しをしたりと貴重な体験ができました。

全く話は変わりますが、今回の研究助成では一つ大きな驚きがありました。
というのは、私と同じく「物質、材料、生産」分野で助成を受けられることになった、京都大学の弓削是貴先生は、私が小学校当時に通っていた塾の1年後輩であり、中学・高校の後輩でもあります。とはいえ、学年が違うので、中学に入ってからほとんど顔を合わすこともなかったので、4月23日の贈呈式で事実上約20年ぶりに会いました。本当にびっくりでした。お互いに名前が珍しいので、助成者名簿を見たときに「あれ?」っと気付いたようです。