エクセルギー損失を最小化したプロセスの設計と運転の基礎研究

苷蔗 寂樹
(東京大学生産技術研究所 エネルギー工学連携研究センター 特任准教授)

2014年8月4日月曜日

受賞講演、招待講演などなど・・・

化学工学会 第46回秋季大会(九州大学伊都キャンパス)にて
次の二つの講演を行います。
優秀論文賞と書いてありますが、受賞したのは、Journal of Chemical Engineering Japan, Outstanding Award of 2013です。


[優秀論文賞]
シンポジウム <持続可能な社会を支えるエネルギーの転換・貯蔵・利用技術に関する最新の動向>
不可逆性とエクセルギーの観点からの自己熱再生熱プロセスの評価

[招待講演] 
シンポジウム <省エネルギー蒸留プロセスを支える要素技術>
エクセルギーに基づく省エネルギー分離プロセスの設計

ご興味ある方は是非参加してくださいね。
国際科学技術財団様よりご支援いただいた研究内容に両方とも関連しております。


という研究者らしい宣伝をいれてみました。


さて、長いことご無沙汰していたので、少し近況報告です。
暑い日も続く中、研究活動を行っております。
研究者にとって夏から冬までというのは学会シーズンになり、実は一番忙しいシーズンになります。
私にとっての、今年の学会シーズンの幕開けは第23回日本エネルギー学会大会となりました。7月19日から九州大学(箱崎キャンパス)にて開催されました。
今年、新しいエネルギー基本計画が提案され、エネルギーへの関心がまた一段と高まっているように思います。そういう意味では今回の大会はその直後の開催という意味もあり、重要な大会だったのではないでしょうか?

その次の週は学会ではなくある企業の工場を見学させていただきました。現在実施しているプロジェクトの関係で見学をお願いしました。天気が良すぎて非常に暑かったのですが、気になっていた点がかなりすっきりしました。やっぱり、現場を見てこそ、研究がはかどるというものなんだなと思いました。とはいえ、プラントは複雑なのと同時に、先人の知恵に満たされているので、新しい要素というのは難しい…がんばります。

2014年6月9日月曜日

スカイツリー、キャンパス公開とクアラルンプール出張

ご無沙汰しております。


突然ですが、みなさんは東京スカイツリーと言われると、何を思われますか???



634mの自立式電波塔として世界一の高さを誇るわけですが、同時に地域冷暖房施設としても注目されていることをご存知でしょうか???

5月28日に日本エネルギー学会の部会のセミナーと見学会で、その地域冷暖房施設を見学してきました。蓄熱用の大水槽が設置されています。この大水槽の中をのぞくことはできませんが、ヒートポンプ設備など、なかなか面白い体験でした。

この施設は運営されている東武エネルギーマネージメント様によると一般の方でも見学を受け入れてくださるようです。ご興味のある方は、直接見学申し込みをお願いいたします。

電波塔の下にも色々と秘密があることがわかりました。エネルギーって奥が深いですね。



話は変わって、案内を出しましたが、キャンパス公開が先週末に行われました。その直前に…クアラルンプールに会議のため出張で行っておりました。このクアラルンプール出張、なんと現地1泊、機中1泊の2泊3日という弾丸ツアーです。

クアラルンプールのいまや象徴ともいえるペトロナスツインタワーの真下のクアラルンプールコンベンションセンター(KLCC)まで本当に弾丸で行き、帰ってきたその日はキャンパス公開という日程でした。そのため、何もしておらず、あまり書くことはないのですが…

さて、皆さんはこのクアラルンプールという都市名がクアラ・ルンプールだとしっておられますでしょうか?よく現地の人は長いのでKLと言います。私もシンガポール留学時にそのことを知りました。



金曜日の朝に成田に到着、飛行機が電気系統のトラブルで1時間程度遅れたのですが、無事到着し、すぐさま、生産技術研究所へ…少し眠いながらもキャンパス公開1日目に参加いたしました。

そのときに、今年は「やさしい科学技術セミナー」の開催はないのかという質問がありました。ある中学・高等学校からも問い合わせがあったようです。一つ前のブログでも書きましたが、残念ながら今年は開催しておりません。すみません。要望があれば、スケジュール次第になりますが、各学校に赴くこともできます。

2日目は別の研究室の方から、中学生のグループを展示場に連れて行くので、説明してくださいという問い合わせを前日うけていたために、昨年、「やさしい科学技術セミナー」で使用した資料や物をとりだし、準備しました。それらの物を使って説明するとその中で、数人の学生が「すげーーー」といっていました。どうやら気に入ってもらえたみたいで、すごくうれしかったです。

この二日間、あいにくの天気で来場者数は昨年にくらべ大きく減ったようです。でも中学生や高校生の来場者数は増えたようですので、展示する内容を今後はもう少し変更していこうと思っています。

2014年5月11日日曜日

キャンパス公開の告知

今年は私のやさしい科学技術セミナーはありませんが・・・


東京大学生産技術研究所のある駒場リサーチキャンパスのキャンパス公開が6月6日、7日に開催されます。「理科教室」や「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」なんかもあります。


理科や科学に興味がなくても楽しめる内容になっていますので、是非参加してください。


ご家族で来られても楽しめると思いますよ。もちろん、最新の研究内容なども展示されております。


私は、As棟の3階におそらくおります。


もしご興味あればお声がけください。

2014年4月25日金曜日

日本国際賞授賞式と祝宴と少しコメント

4月23日開催の日本国際賞授賞式と祝宴に参加いたしました。


昨年の経験があるだけに、少しは落ち着いていられましたが、やはり実際に参加すると興奮するものですね。今年は天皇、皇后両陛下ともにご臨席され、より一層華やかな授賞式と祝宴になったのではないかと思っています。


しかも、祝宴のときは前の入り口のすぐ近くだったために、両陛下や受賞者との距離に妻も驚いていました。


受賞者の末松博士、アリス博士は本当におめでとうございます。
分野は異なりますが、両博士に少しでも近づけるよう研究をがんばっていきたいと思います。
同時に、財団には、このようなご機会を2度もいただき、本当に感謝しております。


小倉様からいただいた写真・・・(よくこんな写真とってましたね)



ところで、同時に、今年度の研究助成者も発表されていますね。その一人の京都大学の藤原幸一先生は、私の学部生のときの研究室(プロセスシステム工学研究室)の後輩です。現在は、研究分野は異なりますが、藤原先生は、私の恩師の一人である加納先生が化学工学研究科から情報学研究科に教授として移られたときに、京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻ヒューマンシステム論分野の助教となられました。


実は、国際科学技術財団の研究助成制度があることを藤原先生に教えたのは私です。藤原先生の現在の研究分野(研究内容は詳しくは知りませんが・・・)なら今年度の助成分野に応募できるのではないかとお伝えしたのですが、祝宴の終わった直後に藤原先生に出くわし、採択されたという報告を受け本当にびっくりしております。


さすが、藤原先生です。


しかし、昨年、弓削先生に20年ぶりぐらいにお会いしたり、本当に不思議な縁ですね。

2014年4月17日木曜日

長らくご無沙汰しておりましたが・・・

久しぶりに更新しようと思います。



前に使っていたパソコンはOSがXPだったので、とりあえず4月9日にネットからはずしました。
ということで、計算用に使っていたPCをメインPCにして、ネットアクセスということにしました。
操作環境が変わって、なかなか慣れません・・・




さてさて、1月から更新を怠っていたわけですが、2月には実はブログに載せたいけど、そのときは載せれないことがありました。それは・・・




アブダビ出張です。




皆さん、アブダビ知っていますか???


アラブ首長国連邦のひとつです。


中東、そして原油の国です。




私の所属するエネルギー工学連携研究センターは、アブダビ石油大学との連携をしている研究センターのひとつで、そのアブダビ石油大学に交流と研究の目的で行ってきました。



なぜ、この内容が載せれなかったのかというと、私たちがアブダビに行った次の週にアブダビの皇太子が日本に来ました。その日程などが外部に漏れるとまずいというのが理由になります。


もちろん、アブダビに行っていただけなのだから問題ないと思われるかたも多いと思いますが、アブダビとは上記の原油の採掘の権利について、話し合いがもたれているときだったので、出張について掲載を差し控えていました。

アブダビ石油大学では学長や教員と会合を行ったり、研究室の見学を行ったりしました。

ついでに、アブダビに着いたはじめの二日間は体調不良で寝ていました(涙)
どうやら年度末の忙しさに加えて、夜間の飛行でアブダビについたために・・・
そして、その二日間はホテルで寝ながら、毎日礼拝がはじまるというモスクからの放送を聞いてすごしておりました。

ちなみにそのモスクが次の写真でアブダビ最大のモスクだそうです。




皆さん、中東の都市ってどんなところだと思われていますか???

すごく近代都市です。とはいえ、疲れた体だったので、帰国前日までダウンしてましたが・・・


その次の週に皇太子とともに、アブダビ石油大学の先生が来日され、一日はその先生を研究室に招き会合やら研究室見学を行いました。ちなみに学生の交流も行われているのですが、2013年度はあまり大きな交流はありませんでした・・・


2014年1月29日水曜日

ブログの編集画面が表示されませんでした・・・

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。


タイトルのように、なぜか年末あたりから・・・通常使用しているPCから本ブログの編集ができない状態になっております。


本日は、とりあえず、計算・シミュレーション用PCからいい加減挨拶ぐらいしようとログインしました。
このPCから学外のウェブページを見たのはほとんどない状態です・・・


ブログの更新に関しては、全く解決の糸口が見えないですね。






さてさて、そして、1月6日より14日まで、同僚二人とともに私の母校であるシンガポール国立大学に行ってきました。今年度2回目になりますね。


今回の目的は、所属する研究グループが提案する自己熱再生技術を用いて、吸着装置のエクセルギー損失を大幅に削減し、省エネルギー化を行う研究に関する基礎試験の技術的打ち合わせとその方法についての情報収集およびシンガポールの研究者や学生との研究交流の目的でした。


事前に、担当の先生と連絡をとっていたのですが、7日に私が代表して、エネルギーやエクセルギー、国際科学技術財団からご支援をいただいているエクセルギー損失を最小化したプロセスの設計について、シンガポール国立大学の学科のセミナーとして約1時間、講演してきました。


事前にセミナーの告知が学科の教員や学生に流れていたので、私のことを知る先生方から、シンガポールに来るの???じゃあ、滞在期間中に研究について打ち合わせしようといった依頼の連絡がたくさんきました・・・
実際、講演にも私の主査の先生を含む数人の先生が来てました・・・博士論文発表を思い出しましたよ・・・自分では反省する点もありますが、とりあえず成功裏に終わったということで・・・






なんとか、通常使用しているPCから本ブログの編集できるよう、がんばります。






本日、日本国際賞の受賞者が決まりましたね。
分野は違うのですが、受賞者の方をみると、改めて、すごい賞だな~~~とつくづく思いました。